目の病気
Eye disease
見えにくいなど、
目の違和感はありませんか?
日常生活においてスマートフォンの利用が一般的になり、それが原因で目を酷使する人が増加しています。ドライアイやアレルギーに伴う症状(特に充血、かゆみ、違和感など)も増加しており、目の不快感を感じる方々が増えています。お困りの際は、早めにご相談いただくことをお勧めします。
目の病気
白内障
焦点を合わせるレンズの役割を持つ水晶体が濁る病気です。
最初に出る症状
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屋外でまぶしさを感じる
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光を背にした人の顔がわからない
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反射するものの見え方が悪くなる
水晶体の濁りが光を乱反射させて、見えにくくなることで起こる症状です。手術により治療が可能です。
白内障手術
白内障は点眼だけでは完治しませんので手術が必要です。
花巻中央眼科では、手術は全て院長である高橋和博が担当しています。通常の白内障手術だけでなく、多焦点眼内レンズや多焦点乱視矯正眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズもご用意しています。当院は先進医療を導入し、幅広い技術を取り入れています。
よくある質問
Q.
痛みはない?
A.
麻酔は、注射ではなく目薬を使用します。手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
Q.
時間はどのくらいかかる?
A.
手術前の診察・検査時間を除き、手術時間は10分前後です。 但し、症例の難易度によっては異なります。
Q.
入院する?
A.
入院するかどうか患者様にご選択していただきます。 遠方からご来院の方や、帰宅するのが不安な方には入院をしていただいております。(1泊)
Q.
手術後、日常生活で気をつけることは?
A.
基本的に普段どおり生活していただけますが、手術後2~3日の車の運転はできません。飲酒や喫煙についても医師の指示に従っていただきます。
Q.
手術後は、通院が必要?
A.
手術当日、翌日、翌々日と3日間の通院が必要になります。
緑内障
眼球の圧力が異常に高くなる病気です。視神経に障害が起こり、視野が狭くなります。
緑内障の症状
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自覚症状がほとんどない
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視野が少しずつ狭くなる(失明の恐れ)
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急性の場合は、目の痛みや頭痛、吐き気
一度傷ついた視神経はもとに戻りません。進行をくい止めることが目標となります。症状がなくても定期的に眼科検診を受けましょう。
緑内障の検査
眼圧検査、眼底検査、視野検査等で診断されます。
一般的に緑内障は、自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多くありますので、年1回は、定期検診を受けましょう。
眼圧検査
目の表面に測定器具、または空気をあてて眼圧を測定する検査です。
眼底検査
視神経の状態をみるために、視神経乳頭部を観察します。
視野検査
視野の欠損の存在の有無や大きさから進行具合を判定します。
緑内障の治療
緑内障の治療は病気の進行をくい止めるため、眼圧を低くコントロールすることが有効とされています。薬物療法や手術が一般的ですが、手術を受け、眼圧が下降しても、その効果が維持されずに再度手術を行う場合もあります。
薬物療法
眼圧を下げるために、まず点眼薬からはじめます。点眼薬だけでは効果が不十分な場合、内服薬を併用することもあリます。
点眼時の注意点
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回数・量を守りましょう。
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点眼後は目頭を軽く押さえるようにしましょう。
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2つ以上の目薬を点眼するときは、5分程度間隔をあけましょう。
緑内障手術
房水の流れを妨げている部分を切開し流路をつくって流れやすくする方法、毛様体での房水の産生を押さえる方法などがあります。
日常生活での注意点
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健康的で無理のない規則正しい生活
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処方された点眼薬や内服薬により副作用が現れることがあります。全身に何か変わった症状が出たときは、すぐにご相談を。
糖尿病網膜症
糖尿病によって起こる網膜組織の障害で、視力低下が生じます。
発症リスク
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血糖値が200以上(HbA1cが7.0以上)
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5年以上、HbA1cが基準値を超えている
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糖尿病の治療を受けている方
糖尿病の診断を受けた方、疑いのある方もリスクがあります。早めに対処できれば、病気の進行は抑えられます。一度ご相談を。
糖尿病網膜症の検査
眼の奥の状態をより正確に把握するために散瞳検査(眼底検査)を実施します。光を当てると瞳孔が小さくなってしまうため、それを防ぐ方法として散瞳薬を点眼します。検査後は、薬の効果が切れるまでの一定時間の間は眩しさを感じ、目が見づらい状態になります。
網膜組織に障害が生じてくると、単純糖尿病網膜症と診断されます。
初期段階で、内科的な血糖コントロールができれば治癒できる可能性が高いです。
自覚症状はほどんどないため、眼底検査を受けるようにしましょう。
糖尿病網膜症の治療法
初期症状の方
毛細血管が詰まる、出血するといった血管障害を、内科的な血糖コントロールによって抑えます。
病状が進行している方
眼底出血等が発症している場合:レーザーによって新生血管の発生を防ぐための治療を行います。
黄斑浮腫が生じている場合:抗VEGF(血管内皮増殖因子)抗体硝子体内注射を検討します。